2015年8月14日金曜日

フォックスキャッチャー

スランプでした!でも映画は変わらず週1で観てました!
新しいiMac買いました!もうどうにでもなーレ!
2015年もすでに8月!今のとこ30本観てます!
目標は目標なので観た映画についてはこれからコツコツ描きます!

(画像クリックで大きくなります)


大阪ステーションシティシネマでフォックスキャッチャーを観ました。
2月に観た映画ですが現時点で2015年私としてはベスト1です!

この映画の強烈な魅力はなんといっても
メイン3人俳優のすさまじい力演っぷりです!

主人公のマークを演じたチャニングテイタムがすごい。
とにかく暗い。なんかすごい傷ついてる…。
今にもこなごなに割れてしまいそうな
ガラスでできてまーす!というオーラがすごい。マッチョなのに…
(これが、あの、マジックマイクの、チャニングテイタム!?!?)

彼の、表情で。子供達に向けられた視線で。お金を受け取る際に
名前を間違えられるタイミングで。一人でめちゃくちゃ不味そうなハンバーガーや
インスタント麺を何故か生でバリバリと頬張る後ろ姿で。

オリンピックの金メダリストという経歴は、結局のところ彼の人生を
なにもしてくれなかったという…なんともままならなさすぎる状況が
映画開始の15分で本当に良く伝わりました。

…唸ったよ〜! すごい〜!

そんなマークに夜中に突然身元を大して名乗らない
超怪しい電話がかかってきます。
「明日の朝一番の飛行機にのってこっちへ来い」とか… 
普通に考えてすごく怖いと思うんですけど…
「オレ…誰かに認められたのか…?」と
目を一気に輝かせるマークがいじらしすぎる!!

そしていざ呼び出された超豪邸におそるおそる入ってみると
現れたのがどう見ても…なんか…人としての具合が悪そうなオジサン…(デュポン)
これが特殊メイクが施されたスティーブカレルなのですが
最初画面にあらわれた時にはびっくりすると思います。
血が流れてなさそうすぎる…

マークとデュポン、これがこの二人の出会いです。
とてもいびつな形の友情の物語のはじまりです。

映画としてはずーっとシリアスで重苦しい空気です。
けれどこうやって私が書いてある文章から少しでも伝わればいいのですが
笑っていいのかわからないけど笑ってしまう…という
なんとも言えないコミカルさもずっとあります。
そのバランスがこの映画の本当に面白いところだと思いました。

マークとデュポンは非常に大きなコンプレックスを抱いています。
そんな二人は、アメリカのヒーローを目指します。
そしてデュポンに関して言うと、本当に悲しい…ひとです。
その悲しさを解消しようと力づくで物事を進めてしまいます。
ていうか、進めれるのです。お金があるから。
けれどもその悲しさは、彼の人生の中でなんどもこだましていくものでした。
そしてそれは後に、大変な悲劇へと導いてしまいます。

その引き金となってしまったのはマークの兄、デイブの存在です。
デイブの明るさ正しさ全うさ、そして何より、
孤独「じゃなさ」が大きく何かを狂わせます。
(マークラファロの醸し出す健全さがすごい!)

この映画を観ていて、私も、デイブの正しさに、
思わずひるんでしまいたくなるシーンがありました。
孤独を知らない人の暖かさが圧倒的に冷たく感じてしまった、
自分としても複雑ですがとても印象的なシーンです。
そういう時に、わたしは本当に小さな理解ですが、
この後とんでもない悲劇を起こしてしまったデュポンの
深い深い闇を…少しでも「わかる」ような気持ちになります。

その他にも、デュポンなりの他人に対して気遣いが
(ほんっとーにデュポンなりのですが)
いくつか伝わってきたりするシーンもあり、
なんとも言えないような切ない気持ちにもなりました。
そんな思い出をくれた映画でした。


…ところでパンフレットに書いてあったのですが、
ベネットミラー監督は数年前にいきなり見ず知らずの人から
「あんたはきっと映画化したくなるはずだ」と
この事件の記事のコピーを渡されたことがこの映画を作ることになった
きっかけだったんですって…!(ぞわ〜)

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